「海苔の質を落とす様になったら、看板を下ろせ。」
江戸時代末期、今を去ること百九十余年前の創業以来、久保井海苔店に代々伝わる家訓です。
産地での買い付けから、販売、製造、卸しまで、海苔に対する吟味を貫き通す。
海苔への思い入れは、時代が移っても不変です。
味、香り、歯切れの良さ、色、艶(つや)。
頑固に、かたくなに、海苔の美学を追及しています。
本物の海苔だけを。
東京・大森 久保井海苔店
久保井海苔店 7代目よりご挨拶
美味しい海苔をお届けすることで、食べる人はもちろん、海苔を作った人にも「笑顔になって頂きたい」という気持ちで、海苔問屋として50年以上、毎日を積み重ねてきました。
本当に美味しい海苔には、次のような特徴があります。
海苔好き御用達の海苔専門店「久保井海苔店」では、このような海苔をお届けしております。
しかし、極上の海苔は、毎年、国内全生産量の約3%しか採ることができません。
それを仕入れ、全国の海苔好きの皆様にお届けし続けるには、
自然に関する情報収集と分析
生産者との良質な人間関係の構築
が必要です。
自然に関する情報収集と分析
自然とは、日光の強弱と日照時間、風の強弱、海の栄養、塩分濃度、潮の流れ、水温などのことで、毎年8月から継続的に情報収集を行います。
私には、今はもう市場に出回ることがない幻の浅草海苔を、海苔のふるさと大森海岸で、海苔の種から育て、摘むという経験があります。
こうして培った経験を活かし、海苔の生産地では、毎年海に潜っています。
「良い海苔を作りたい」という気持ちを持つ漁連の人達と情報提供をしたり、勉強会をしたり、議論を交わしたり、夜遅くまで飲んだりして、互いに胸襟を開くことで人間関係を築いていきます。
こうして様々なデータを仕入れ、分析することで、全国に21ある海苔の生産地から、「今年は、旨い海苔がどの産地のどの漁協にあるのか」という仮説を立てます。
入札がはじまる1週間前に現地入りをし、実際に1,000種類以上の海苔を吟味し、突き詰めて試食を繰り返し、入札日を迎えています。
海苔の質を落とさないように、このような取り組みを、50年間、続けています。
美味しい海苔を仕入れたら、後は、如何に質を落とすことなく保管し、素材の質を感じられるように焼き上げるかが大事です。
そのためには冷凍や乾燥、焙焼などに関する科学的な裏付けが欠かせません。
久保井海苔店がある東京の大森は、江戸時代に海苔の産地として栄え、海苔養殖発祥の地として、日本の海苔生産の中心的な役割を担ってきました。
その大森DNAを継承し、これからも看板に恥じない海苔をお届けして参ります。
久保井海苔店 7代目
久保井 宏
美味しい海苔をお届けするための取り組み
海苔のその品質に影響を与える要素は、大きく4つに分かれます
まずは、仕入れです。美味しい海苔を仕入れるためには、天候や海の状態のデータ収集と分析、各県・各漁業組合との関係作り、味の目利きが大事です。
次に、品質維持です。海苔は湿気に弱いですから、湿度管理はもちろんですが、その他にも温度管理や空気への接触時間の短縮など、取り組むべきことがあります。
それから、加工技術です。美味しい海苔の美味しさを少しも損なうことなくお届けするには、焼き上げや封入などの加工技術が重要です。
そして、安全への配慮です。仕入れや品質維持、加工が完璧でも、安全でなければ、全てが崩れてしまいます。
久保井海苔店ではその全てに、持てる経営資源の全てを投入しております。
より詳しくはこちらのページに掲載をしておりますので、ご覧になってみて下さい。
海苔好き御用達!高級焼き海苔「雅」のご案内
雅はその年の最も良い地域の初摘みの海苔を使用した”柔らかくて甘い”高級海苔です。国内に3%程度しかない希少な海苔は、市販の海苔とは味が違います。ぜひ一度ご賞味下さい。
お問い合わせ・ご注文はこちらのフォームより承っております。
久保井海苔店にお寄せ頂いたお客様の声
■川口市 TS様
とてもおいしいです。いつも食べるのを楽しみにしています!
■埼玉県 RS様
海苔ってこんなにおいしいんだということが分かりました。他の海苔が食べられなくなるぐらい美味しいです!
■岡山県 SO様
関西の海苔は味付け海苔で、関東の味の無い海苔を食べる気にならなかったのですが、久保井海苔店の海苔を食べたときに「本物の海苔というのは甘いんだ!」ということが分かりました。それ以来、夜の酒のアテにしています。